Day40 Scotland
-Edinburgh
今日は私自身のパフォーマンスの日。これまでシアターのショーについて紹介してきたので、今日はStreet Performanceの様子んついて動画を交えてレポート。
Buskerのパフォーマンスエリアは大きく分けてRoyal MileとMountの2か所。
その中に、いくつもショーエリアが設けられている。エリアごとに、いろいろな規制がある。たとえば、アンプを使っての爆音OKの場所、歌OKのところ、アコースティック楽器のみOKのところなど。お互いの音を消し合うことにならないようにうまく配置がされている。
私の演目は、音楽無しで踊るというもの。
これまで、舞台でしか踊ってこなかった私にとっては、おひねりをいただく帽子を目の前において、路上で踊るのは初めての事。
なのに、かなにハードルの高いことに挑戦している気がする。
目立ったもん勝ちのBuskerたちの中で、音無しだなんて無謀な気がしてくる。けれど、出番直前になっても緊張しない、昔から緊張しない性格で。不安なのに緊張しているわけでもなく、とびきりワクワクしているわけでもない変な感覚。
あっという間に私の出番になり、私の名前の札と、おひねりをいただくための帽子をセット。そして、なんのしゃべりもなく、静かに踊りだす。無音で踊るアジア人はどう映るのだろう。
踊り始めると、すぐに人が集まってきた。予想以上にすぐ集まったので、うれしいのとびっくりしたのと。人が集まったところで、軽く自己紹介して、次は手拍子をお願いする。たとえば、三三七拍子。音楽をアンプで流すことはしない代わりに、お客さんに音を作ってもらおうと考えていた。(お客さんがいる保証はなかったけれど。)
手拍子が繰り返されるたび、どんどん楽しくなっていく。人がもっと集まってくる。
すべて即興の踊り。きっちり振付を決めていたら対応できなくなるから。この日この場所で一回きりの作品。
踊っている最中、自分の体から何が出てくるのか、楽しんでいる自分がいる。お客さんの反応をみている自分がいる。お客さんの反応に合わせて踊りを変えていく自分をみている自分がいる。
とっても楽しい30分間だった。見てくれた方々に感謝です。
たまたまパフォーマンスが前後になったバイオリニストの方が、私のショーを見てくれた。そして、アドバイスもくれた。次は明日。改善して挑みたい!
(動画は周囲のBuskerの音が大きかったので、後付けで音楽をつけていますが、無音パフォーマンスです)
つづく…