Day13 Cuba
-Habana
街歩きをしていると、3階建ての大きな駐車場のような建物の前に人だかり、そして奥から大音量のライブ音楽が聞こえてくる。2CUC(約200円)の入場料を払うと、奥にはライブステージに加えて、たくさんの露店が並んでいる。後から知ったのだが、これは夏の間1か月ほど行われているイベントだと。この日はちょうど日曜日で多くの人でにぎわっていた。かなりローカルだ。
地元の人が話しかけてきた。もし道端で話しかけられたら、観光客をひっかける何かなんじゃないかと、警戒心マックスになったと思うが、ここはそもそも観光客向けの場所ではないよう。どうして外国人がここにいるの?というような感じで話しかけてきたのだ。
その人の友達があとから数人加わって、ライブが始まるのを一緒に待っていた。腰まで伸びたドレッドヘアーで「I Love レゲエ」と語る大男や、ラップで自己紹介をしてくれる人や、サルサステップを教えてくれるお母さんなどなど…
しばらくするとステージが始まった。何気なく踊る姿がかっこいい。そして振り向くとラップの人がアクロバティックなダンスを披露し始めていた!
このシンガーさん、めちゃめちゃ有名な人らしい。キューバ版Stevie Wonderみたいな?! みんな一緒に歌って盛り上がっていた。そして、スローテンポの美しい曲になると、何人もが涙を流していた。
カサに帰っておばあちゃんに話すと、その人の歌が聞けたことは本当にラッキーだと言ってくれた。おばあちゃんも大好きだと。偶然出会えた素晴らしい音楽と踊りに感謝の1日でした。
つづく…