吉田大和さん《ゲスト紹介 vol.9》

昨年11月、根津あたりを後呂姉さん(前記事)と散歩していて、たまたま入ったギャラリー。そこで、「この絵を踊りたい!」と人生で初めて思い、ちょうどギャラリーにいらした初対面の画家さんに「あなたの絵を踊りたいです」と思わず言ってしまったのが吉田大和さんとの出会いでした。その半年後、「絵を踊る」が実現します。(その時のことこの記事に。)さらにその後、半年間、私はソロではなく人と踊ってきました。人と創ることと、これからについて書いてみます。

吉田大和さん

吉田大和 Yoshida Yamato

油彩・水彩画家。色彩豊かな表現を得意とする。海、川、空などの自然物、都会の高層ビル、人物など、身の回りにある親しみやすいものをモチーフにする。目に見えない存在感とその儚さを表現する。

公式サイト https://www.yamatoyoshida.com/

Instagram https://www.instagram.com/yamato.yo/

人と創るって・・・

「ジャンルをこえてコラボ」って、よく耳にするけれど、じゃあどの程度のコラボなのか・・・どのくらい深く立ち入ってて、どのくらい強くぶつかってて、どのくらい美しく溶け合ってるかは、まちまち。

これまで私は、ソロか、私の振付をその通りに踊ってもらう群舞か、同じジャンルで同じかっこよさを求めているダンサーとの分担制作(共同というより分担)がほとんどでした。

けれど、本公演は、ダンサーasamicroさんと朗読家 辻愛美さんの良さを最大限いかせるよう、お二人の人柄とパフォーマンスを見ながら、はじめに一人で考えたものからどんどん変化させていきました。企画・振付・演出は私自身ではあるけれど、お二人とじゃなければ、別の作品になっているくらい、巻き込んで形にしていきました。

感想は・・・人を巻き込んで創るって、大変、本当に大変。一人の方がよっぽど楽。技術的にも、気持ち的にも楽。。。でも、人と創るって、一人より、ずっとずっとずーーーっと、楽しさも嬉しさも大きかったです。お二人と出会えて、こういう作り方を一緒にできて、心から良かったと思っています。この三人だからこその作品になりました。お二人に感謝しています。

共通言語を増やす時間

冒頭で触れた「絵を踊る」に話を戻しますね。これは、「絵画×踊り」のコラボではあるけれど、大和さんの作品をもとに踊る試みで、制作過程からご一緒したわけではありません。このトライの後、私自身のブログに「絵と向き合うからさらに踏み込んで、画家さんと向き合う創作にできたらいいな、と想像が膨らんでいます。いろんな場で強くなって、向き合う力をつけて戻ってきたいです。」と書いてありました、半年前のことです。

「絵を踊る」試みの後も、舞台を見に来て下さったり、私が個展に伺ったり、この公演について壁打ちさせていただいたり、「共通言語を増やす時間」を持ってきました。最初に機会をくださったことも、その後、丁寧に時間をつかってくださったことも、感謝しています。この公演を経て、強くなった私で、画家さんと向き合う創作に進めるんじゃないかと思っています。

明日は、この三人だからこその幸せな夜をお届けします。お楽しみに!

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「今夜、霧の中を」幸せな大人の夜

11/30(金)19:30開場 20:00開演

※カクテルはその場でつくってご提供しますので【19時50分】までにご入場ください。開演直前にお越しになった場合は、開演前のご提供を控えさせていただきます。ご協力お願いいたします。
※ノンアルコールカクテルもご用意しております

南青山Spoonbill(表参道駅徒歩7分、根津美術館向かい)

総合プロデュース/振付/ダンサー Chihiro Nakajo

朗読家 辻愛美

ダンサー asamicro