Private session

Day69 Belgium
-Brussels

今晩は日本人Couchsurferのお宅で夜ごはんをご一緒することに。

もう5年くらいこちらに住んでいるという。けれど、Brusselsという街への愛着は無いらしく、ここの良いところは、ヨーロッパ各地への旅行の拠点に最適なところだそう。この前の週末もMilanoに行っていたとか。確かに、鉄道移動はもちろん、空港が町中に近くて飛行機移動も楽々。成田空港とはアクセスの良さが比べ物にならない(笑)

旅行の話をすると、どうしてもこれからの仕事の話になる。それが目的の旅だから当然なのだけれど。というわけで、これまで日本で行ってきた体のセルフメンテナンスを教えることについて、ひとしきりお話しした。

前記事(前編後編)で書いたように、依存型のジムではなくて、あくまで自分で自分の体について学んで、卒業するという概念があるようなスタジオを目指しているということなどなど。

すると、彼から、猫背を直したいから良いエクササイズかなんかないですかね?と聞かれた。

「猫背を直したい」

これ、よくあるリクエスト。

で、すぐにエクササイズをお伝えするかというと、そうはしない。

エクササイズという処方箋を渡す前に、自分の体を知るところからスタートだ。

猫背といっても、いろんなタイプの猫背がある。

背骨って、ちょうど鼻の奥くらいから、尾骨まで連なっているもので。(意外と、どこからどこまでが背骨なのか知らない人多いんですが)

で、背骨のどの部分が理想形のカーブより曲がりすぎている・まっすぐすぎる・反りすぎているのかっていうことを知らないと、猫背を直せないわけです。

自分がどのタイプの猫背かを客観的にはわかっていない人が多い。

彼もまた、「猫背=背中が丸まっている」という認識だったけれど、実際は、彼の腰椎は丸まるどころかむしろ理想形より反っていた。胸椎・頸椎のカーブは自然。じゃあなぜ猫背に見えていたかというと、両肩甲骨が離れて、肩が前に入っていたから。

彼は、猫背を直したいという思いから、特にPCの前に座って仕事をしているときなんか、「背筋をのばす」意識をしていて、それゆえ腰椎を反らす体勢が癖づいてしまったのだろう。このままだと、むしろ腰を痛めてしまうような姿勢だ。でも彼は良かれと思ってやってきたこと。

こういう、思い込みって本当によくある。

だから、「世の中一般の」猫背のイメージで、「世の中一般の」猫背矯正のなにかをするのはむしろ悪い方向に働くことがある。

「猫背を直す運動」なんてキーワードでYouTubeなんかで検索したらたくさん動画は出てくると思うけれど、じゃあそれを見よう見まねでやって、本当に直るのかっていったら、直らない。

「世の中一般の体」ってものは無いから。自分の体はほかのどの人とも違うから。

それゆえ、私のスタジオではプライベートレッスンにフォーカスしている。

思い込みを外し、自分の体を知ってもらう。そして、目標を達成できるエクササイズという処方箋を渡す。(エクササイズをしなくても、思い込みを外して、体の使い方のイメージをつかむだけで直ることもあるから、エクササイズが目的ではない)

Couchsurfingディナーがプライベートレッスンに(笑)

Couchsurfingの考え方である、ホストとゲストがお互いに何かをシェアするということが、本職を生かしてできることが嬉しいかぎり。

おいしいごはん、作ってくださってありがとうございました!!

つづく…

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