Day20 NY
-Manhattan
-East Village
昨日のダンスレッスン2つ目について書こう。3レッスンの合間に休憩は無い。すぐにスタジオを移動して次が始まる。
1つ目は熱狂の90分だったのに対し、2つ目はまず瞑想、そしてYOGAを取り入れたウォームアップから入る。さっきまであんなに興奮して体から赤や紫のオーラでも出ているんじゃないかというほどだったが、一気に体が透明になるような気がする。
先生の声と音楽と集まった人の空気でこんなにも変わるものか。
このレッスンのポイントは呼吸。呼吸で体を動かすこと。
例えば、細く長く優しく吸うことで、伸びやかな動きができ、逆に、太く短く強く吐くことでぶった切るような強い動きができる。
先生の振付は緩急がたくさん織り交ぜられていて、それが時々意外性のあるタイミングで訪れて、とても面白い。けれど、呼吸による体のコントロールがなされているから、滑稽な面白さではなくて、一貫して美しい流れが保たれている。
先生は何度も「自然に、自然に」と繰り返していた。
特に、生徒の中で、Theater Jazzの基礎がついていればいる人ほど、腰を斜めに構えたり、どこかにアクセントをつけたり、独特のくせが染みついている。Theaterはある意味自然でないショーとして作られたところがかっこいいから、先生の言う自然な体の流れとは正反対を行くものかもしれない。
想像力と再現力。
体をこんな風に動かしたいと想像し、その通りに動かせること。この力が高ければ高いほど癖に流されない、素直な動きができる。
素直に自然に、でも好奇心がそそられるような意外性のある、そして美しい踊りができるようになりたいし、そんな作品が作れるようになりたいと思った。
(動画禁止のスタジオなので、先生のオフィシャル動画を冒頭に)
つづく…