Day79 Germany
-Leipzig
Contemporary Danceのレッスンを受けていて、びっくりして、そして腑に落ちたことがある。
レッスンで振付を渡され、それを皆で踊る。
その振付に、一応テンポはあるけれど、かっちり決まったテンポでは無い。
でも、みんなで揃えて踊る。いや、「揃えて」という言葉は違うかも。
実際かっちり揃えることが目的でもないし。
みんなが「調和」を感じて踊る、という言葉がしっくりくるかな。
音楽ではなくて、お互いがお互いを感じ、察しながら踊るというわけだ。
察していても、どうしても多少のずれは生じる。
そこで、どの先生も、振付の中にミーティングポイントを作った。
振付の中で、ここまで来たら、ちょっと早かった人は遅い人を待つ。
そして、遅い人がそこに到達したら、次の振付をみんなで一斉にスタートするのだ。
なるほど!!!!!
ストリートダンスのショーケースでその考え方は無い。
まず音楽があって、その音楽を表現するために踊る。
だから、音楽がいつも正だ。音楽に合わせて踊る。
遅れた人を待つなんてことはない。
周りの人に合わせようなんて思うんじゃなくて、全員が音楽に合わせていれば、自然と揃うもんだ。
Contemporaryという、音楽ありきでないところから踊って、どう調和していくか。
そういう考え方があるのか!!!!
先生から早く踊って待っている人も、踊りの「流れ」「気」を絶やさないように言われた。
止まって待っていても、確かにそれが絶えず、踊りとして生きたままだと、待つという行為も含めて踊りになっているように見えた。
そして、早く踊ろうとしないで!早技をキメることが良いことというわけでないから。自分がむやみにスピードを上げることで、隣の人が心地よく踊ることができないことがあるから、とも言われた。
誰かと踊るって、そういうことなのね!!!!
音楽を頼りにしてきた今までの私にとっては、ものすごく新鮮で、そして腑に落ちる話でした。
つづく…