期間限定と思えば、悩みも楽しみになる産後の日々

期間限定と思えば、悩みも楽しみになる産後の日々

妊娠してから日記をつけている。日記といっても1ツイートくらいの文字数だが、その短さだからこそ、時々の関心事や悩みが端的に表れていて、読み返すとおもしろい。

 

娘の「こに」が8か月になる頃、ふと読み返してみた。すると、産後まもなくは、授乳やおっぱいの悩みが連日書かれていた。

 

授乳の悩みと聞くと、母乳が出ないことや赤ちゃんが飲んでくれないことが思い浮かぶが、そうではなく、おっぱいの左右差に悩んでいたようだ。左は上手くいくのだが、右は分泌量が多すぎるのか、パンパンに張るので咥えさせづらく、もたついているうちに母乳がボタボタと垂れるわ、赤ちゃんは早くくれと泣くわで、焦って汗が出てくる。左右バランスよく飲ませていかないと乳腺炎になりかねないので、右が苦手だからといって左ばかりやるわけにもいかず、交互にがんばるのだが、右がうまくいかない悩みはしばらく続いていたようだ。

 

それと、この頃はとにかく乳首がヒリヒリして痛いということも書いていた。授乳のたびに、保湿クリームを塗り、その上からラップを貼るという、笑えるような対策を真剣に行っていた。1本目のクリームを使い切り、新しいのを買ったのだが、それ使い切る前に痛みを感じなくなっていた。皮膚は強くなるのだなぁ。

 

そんな授乳にまつわる悩みは3ヶ月頃には消えて、日記は別の話題に移っていた。8カ月の今となってはそんなことに悩んでいたことすら忘れていた。

 

一度、授乳の悩みが消えてからは、おっぱいさえあればお出かけもへっちゃら!と、手に入れたばかりのベビーカーでどんどん出かけるようになった。2時間ごとの授乳なので、授乳スペースのある店を拠点に買いまわり。とくに、何件かの古本屋へ行き、自分の幼少期より後に出版された馴染みのない絵本をハンティングするのを楽しんでいた。おかげで、我が家の絵本棚はかなりにぎわっている。

 

でも、寝返りができるようになり、ベビーカーにおとなしく寝ている時間が短くなると、絵本ハンティングのお出かけは減っていった。

 

こうしてみると、赤ちゃんの成長がとても早いので、悩みも楽しみも一時のこと。もう一度同じことで悩もうと思っても、もう悩めないわけで、そう考えると悩むのも期間限定の楽しみのうちかな、と思う。(もうヒリヒリのおっぱいは二度とごめんだけどね。)