さて、ベイビーシアターの続きです。親の心の葛藤を聞いてくれますか?(笑)
(前記事では、ベイビーシアターって何?というところを書きました)
こにさんは10分間の舞台、終始コンサーティーナに夢中で堂々と過ごしてました。それは良かったんですが、もし、泣いたりしたとしても、それはそれで良かったと思えることが重要なんじゃないかなと、リハーサルを終えた時に、しずさんとりょうこさんと話したんです。
「泣くのは避けるべきこと」ではなく、それもひとつの反応であり、笑うのと同列なんだって。泣かさないようにしよういう気持ちが少しでもあると、舞台上で、ただ大人が赤ちゃんをあやしている図にしか見えない。実際、何度かやってみて、動画を撮って見返した時に、そういう図になっていたことがあったから。そうじゃなくて、こにさんが発信するすべての反応をできるだけ等しく受け取ることからはじめたい。
これ、舞台上でやるのって、勇気がいりました。だって、泣く子を無理やり舞台にひっぱりだしてるって思われたくないじゃないですか(笑)泣いたらどうしよう、泣かせないようにしよう・・・
って、ほらね。すぐそういう方向にいっちゃう。
でも、そんな考えをリセット。
まっさらな気持ちで舞台にのってみる。こにさんが発信することに集中する。しずさんとりょうこさんを信じる。その先に、何が起こるのか興味があったから、ベイビーシアターに参加したんじゃないか。
親としての心の葛藤よ・・・ 平気な顔してノーテンキに子連れで舞台に上がれるわけないじゃないですか(笑)葛藤を感じるのもまた、トライしたからこそ。自分が踊るときは、ただ舞台に上がれるのが楽しみという感覚なんですが、親という要素が加わったら、舞台袖での緊張感が桁違いでした。
そして、繰り返しになりますが、そんな気持ちをリセットして舞台へ上がる。
すると、あら不思議。
さっきまでの「親としての不安」はなくなって、「こにさん・しずさん・りょうこさんの共演者として、私のやるべきことをやる」という気持ちになりました。舞台にのったら、もう後戻りはできませんからね。舞台と観客の視線というのは、強制的に腹をくくらせるパワーがありますね(笑)
そんな葛藤をよそに、こにさんは10分間、悠々と過ごしてました。親の心、子知らずとはこのことか!
終わった後は、さすがに疲れていたのか、こにさんは少しぐずり、私は肉まんとあんまんとチョコを衝動買いしてバクバクたべました(笑)
まとめるとね、やってみてよかったです。やっぱり、やってみないと実感できないことだらけだったから、やってよかった。しずさん、りょうこさんありがとうございました!