Day88 India
-New Delhi
Kingdom of Dreamsという劇場に、ミュージカルを見に行った。
インド版劇団四季的な?プロフェッショナルで、規模の大きな舞台らしい。
それが、とにかく面白かった。
あ、でも、クオリティはびっくりするくらい低かった。
総勢40名ほど出演していて、その多くはダンサーだ。
インド映画と同じく、突然全員舞台に出てきてド派手に踊って、そして捌けていき、何事もなかったかのようにお芝居が続いていく。
その演出はいいんだけど、踊りのクオリティはとにかくひどかった。
1発目のダンスから、センターはずれているし、
導線を間違えてダンサー同士ぶつかって、お互いてへぺろってしてるし、
手足の角度は揃ったためしがないし、
毎回リズムを早取りしちゃってる人いるし、
時々髪の毛を気にしたり汗を拭いたりしているし、
袖にはけ切る前から素に戻ってるし、
掛け声のあるダンスではある人は大声で、ある人はほとんど声出してないし。
・・・(おいおい)
言い出したらキリがない。
もうねー言い出したらキリがないです(笑)
でも、でも、私はこの旅で見たどんなショーより楽しんだ。
NYやLondonのトップレベルのミュージカルをいくつも見ることができたけれど、でも、でも、一番楽しかったのはこれだ。
なぜ楽しかったかというと、
ダンサーがとにかく楽しそうだったから。
プロフェッショナルとしてどうなのよって始めは思ったけれど、それを超えて、まあいいっか、とにかくこの人たち楽しいんだろうな~って、思うと、クオリティがどうのって
考えるのもアホらしくなって、これまで見た素晴らしい公演と同じ軸で見ることを早々にやめた。
あんだけ楽しそうに踊っている姿をみたら、こっちまで楽しくなるやないか~い!って。
だから、楽しいか、楽しくないかで言うと、最高に楽しかったのです。
察するに、掛け声を出す振付も、でかい声出したら楽しく踊れる人は出すし、声を出すよりクールに振舞うが楽しく踊れる人はそうするし、みたいな感じなのかな(笑)
(いや、実際のところどう指導されているかは定かでないけども)
OK、OK、とにかく、楽しもうぜ!
明るい場面でも悲しい場面でも、笑顔がはじけるダンサーたち。
OK、OK、踊ることが楽しいんだから笑顔になるのはしょうがないよ♪
彼らは、ダンスが好きだからダンサーとして働いているのであって、ダンスができるからダンサーになったわけではないのかも、って思ったくらい。
So You Think You Can Danceってオーディション番組あるけどさ。
So you think you LOVE danceな人には勝てないね(笑)
今後、ダンスで悩んだら、この舞台を思い出そう。
なんかよくわかんないけど、インドのダンサーたち、ありがとう!!
つづく…