初演の振返り(かわいい)

作風について書いてみます。

Chihiro Nakajoの作風ってこうだよね、ってものができるほど、まだ作品数もないのですが、初演を通じて、大切にしたいことは見えてきました。それは「幸せな時間」ということ。

コンテンポラリーダンスの作品って、生と死、心の傷、社会問題など、決して、楽しい♪ハッピー♪にはならない作品も多い気がします。絶対、見終わった後重たくなる・・・と思うような作品も、私でさえたまには見たくなりますから、そういうのもまた良いんですが。

私自身は、重たいテーマを重たいテイストでつくりたいと思ったことはないんです。

でも原作「きりのなかのはりねずみ」は全体的に暗い…これを原作に忠実にしながら、どうやって幸せな時間に仕上げていくか。作品づくりにおいて、まずここでつまづいていました。

重たいテーマ・テイストでは作りたくないと言っているわりに、それくらいパンチのあるものじゃないと、作品と呼べないのではにか、なんてワケのわからない疑問や心配で、前に進めてなかったってのもあります(笑)

そんなとき、昨年夏に出会ったある映画に救われました。フィンランドの童話「アンネリとオンネリ」を映画化したもので、夏に続き、ちょうど今も2作目を上映中です。この作品は、ただただ、かわいい!かわいいは無条件に幸せで、それだけでとっても良い時間になるんだと。この映画を見て、吹っ切れました。

かわいいにもいろいろあって、「正統派かわいい」「にくっかわいい」「きもかわいい」「おっちょこちょいかわいい」「ふしぎかわいい」など・・・各キャラや各場面に、「〇〇〇かわいい」が潜んでいるように振付/演出が進んでいきました。

かわいいとか、幸せとか、ディズニーランドかよ!って思いますが、どうやら小さなディズニーランドをつくりたかったようです(笑)

2/22,23では、初演から演者がかわるので、キャラの性格設定なども変わると思いますが、「〇〇〇かわいい」が潜んでいるという点は変わらず、Chihiro Nakajoの作風と言えるような大切な部分かもしれません。

幸せな夜、楽しみにしていてくださいね!予約受付中です。

===限定20名 予約受付中===

2/22金、23土 夜
建物まるごと舞台化360°シアター
「今夜、霧の中を」ご予約こちらから

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