初演の振返り(朗読との出会い)

朗読って生で聞いたことありますか?

私は・・・辻愛美(つじまなみ)さんに出会うまでありませんでした。今回は、愛美さんとの出会い、朗読とダンスをどう織りなすかを考えた過程について書いていきます。

友人に朗読家さんを探していると相談したら、なんとどんぴしゃで愛美さんを紹介していただいたんです、初顔合わせは7/23、舞台は11/30だったから、本番まで4か月ちょい。

その時はまだ朗読とともにやるとは決めてなくて。たとえば、私自身がこれから声のトレーニングを積んで、話しながら踊るという方法もあるだろうし、役者さんをアサインしてお芝居の要素を入れていく方法も考えられるな~といろいろ可能性を探っていました。

実際、私は役者さん向けのワークショップに行って、基本的な声の出し方や練習方法をかじったりもしました。初めてだからできないのは当たり前なので、できそう/できなさそうは判断基準ではなく、やりたいか/やりたくないか、で考えたときに、やりたくない、がハッキリしました。今後一生やりたくない、という意味ではなくて、少なくともこの舞台においては、しゃべりながら踊ることはやらない、ということ。だから、WSに行って良かった。声という世界に出会えたことと、この舞台では使わないという判断ができたことの2点において、WSに行ってとっても良かったのです。

さて、愛美さんに話を戻すと、まだ顔も知らない初めましてで、私の自宅兼スタジオに来ていただき、ごはんを食べ、少しお酒を飲み、お互いのことを話した後「絵本の朗読をお願いします!朗読に合わせて即興で踊ってみます。各場面に使いたい音楽も流しながら進めるので、朗読と音楽と踊りがどうなるかやらせてください」という実験をしました。

まず、愛美さんの第一声・・・衝撃を受けました。急にわくわくしだしたんです。なんて言ったらいいかな、もう、ここが森の中!びっくりした。

愛美さんは、以前、生まれたときから盲目の方に朗読を習っていたことがあるそうです。その方が「僕は空の青さを見たことがない。でも愛美さんは見たことがあるでしょ?その青を僕に伝えてみて」と。言葉を正確に読みあげるのはアナウンサーだとしたら、朗読家は言葉だけど言葉じゃないものを伝えている人なんだと思います。

ダンスはわかりやすく、言葉じゃないものですよね。でも、お客さんには言葉になって伝わることもあると思うんです。ダンスは非言語なのに言語。

朗読はわかりやすく、言葉なはずなのに、でも、お客さんには、言葉じゃないものが伝わるようです。朗読は言語なのに非言語。

なんじゃこの組み合わせは!

非言語言語×言語非言語

ややこしいわ(笑)ややこしいけど、とってもしっくりくるのです。この実験は45分くらいでしたが、忘れられない体験になりました。一緒にやりたいです!!と愛美さんにその場でお願いしたのでした。

愛美さん、そして朗読との出会いしか書けなかったので、実際にどう舞台になっていったか、そして次はどう改善したいかはまた別の記事で。

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2/22金、23土 夜
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