「おいしそう」を踊る@食の学会

「おいしそうな人になれる台所 風土はfoodから」というお店の、プレオープンイベント( 環太平洋料理民俗学会)に呼んで頂きました。この日ふるまわれた食事や、「おいしそうな人」がテーマの多彩な3名によるプレゼンを踏まえてイベント終盤に踊るというリクエストでした。

え?!食の学会にダンサー?
というか、りょうりみんぞくがくって何?

とにかく「絵を踊る@カフェ」に続き、踊りが「無さそう」な匂いぷんぷんする!踊りが無さそうなところに踊りを持ち込む、踊りになじみにない方に、踊りで驚くステキな時間をプレゼントする。踊り新規開拓のチャーーーンス!

というわけで、プレゼンをちゃんと踏まえて、どんな体験を提供できるか、頭フル回転で参加。ちなみに3つのプレゼンはこちら。

1、おいしいとは何か?を科学的に考える(ハウス食品の研究者が解説)

2、拾い食いから考える食の規範と、規範を越える実験から見える「おいしそう」(デイリーポータルZのライターさんによる実験レポート)

3、撮りたくなる人はおいしそうな人?(フォトグラファーによる作品紹介と経験談)

マニアックだけど、食という身近なテーマだから、スッと入ってくるおもしろさ。さあ、これを踏まえてどう料理するか。

ふふふ。

踊りは、見た人に、
見えないものが見てもらえたり、
聞こえない音を聞いてもらえたり、
無い世界が立ち現れるのを感じでもらえたりするもの。
(そういう踊りがしたいと思っている)

ここまで、実際、おいしい料理を食べながら、みんな自然と「おいしそうな」顔になりながら進んできた学会。当然、本物の食べ物がそこにあったわけだ。じゃあ、踊りでは、ここに無いのに、「おいしそう」が立ち現れるような体験をしてもらおう!と決めた。

 

急遽、空っぽのお皿を使って、全員参加・リレー形式の「想像力」ワークショップ開催!そして、みんなの想像力によって「おいしそうな料理が盛り付けられた(空っぽの)お皿」が、私のもとにリレーされたところから、さあ、パフォーマンス開始。

 

踊り始めると、3つのプレゼンの要素がどんどん出てきて、まるで復習のようでもあり、さらに、それらを次の展開に持っていけそうな気がした時間だった。何より、ワークショップで想像力が膨らみ始めた皆さんが放つ、ほどよい緊張感とわくわくの空気感の中で踊り始められて、とても心地よかった。

 

いただいた感想がおもしろくて、うれしくて、少し紹介。

「これまでの、おいしそうな顔は、たいてい笑顔だったけど、食べたいけどどうしようと迷うような表情やしぐさも、おいしそうを表すんだと気づいて、おもしろかった」

 

「踊りだけど身近なしぐさの連続みたいでもあって、日常なのに清らかな時間に感じた」

 

(この物件をリノベした建築家さんから)「いろんな使い方がされる空間にしたいとは思っていたけど、まさかここが舞台になったり、のれんが舞台袖になったりして使われるなんて思ってもなくて、うれしかった。」

などなど。

踊りで驚くステキな時間をプレゼントする試み@料理民族学会!

成功ではないでしょうか♪
写真は、主催の中村優さんと。すてきな機会をありがとうございました!